社会学おすすめ入門書7選

 

 

社会学系学部・学科への編入試験を志す受験生に向けた読書リストです。

編入試験の面接では最近読んだ本などを問われることが多く、専門に関する読書は不可欠です。

この記事では、実際に独学で社会学系の編入試験に合格した筆者が、社会学への興味深めるのに役立ちそうな本を紹介していきます。

社会学に関心をもった他専攻の方にもおすすめです!

ぜひ読んでみて下さい。

越境する家族社会学

特に家族社会学を学びたい受験生は、絶対に読んでおくことをおすすめします

社会学の講義に教科書として使用されることが多い1冊だからです。

……が、専門用語などが多く、個人的には「本当に初学者の人には難しいのではないか?」と思っています。

社会学をまだ学び始めで挫折しそう…という方は、後述の『社会学入門――社会とのかかわり方』から読み始めてみるといいでしょう。

家族社会学と一口にいっても、性別役割分業、格差社会、教育社会学、ジェンダー・セクシュアリティ、グローバルなど、多岐に渡ります。

それを様々な視点から、それぞれのスペシャリストたちが論じているので、まずは気になったトピックから読んでみるのもいいかもしれません。

 

社会学 第五版

イギリスの社会学者、アンソニー・ギデンズが書いた『Sociology』の和訳版。

原典は欧米の社会学専攻の大学生が、教科書として使用しています。

ちなみに私はこの和訳版・原典と両方買って読みました。

再帰性の概念は、社会学の理論の中でも重要な役割を果たしています。

(実際に編入試験でも出題された覚えがあります)

余談ですが、どちらも引くほど分厚いので、読破にはかなりの根気と時間を要します。

 

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

言わずと知れたマックス・ウェーバーの名著。

「え?これ経済学じゃん」とお思いになった方もいるかもしれません。

ですが、「利益の追求を良く思わないピューリタニズムが、実は近代資本主義をつくる原因になった」というウェーバーの逆説的論考こそが宗教社会学研究の嚆矢であり、この本はその集大成といえます。

社会学というより、社会科学系を勉強する学生がこれを知らないとなると、ちょっと恥ずかしいですね……。

 

女性学・男性学 ジェンダー論入門(改訂版)

ジェンダーに興味のある方は、この一冊は必ず読んだ方がいいと思います。

改訂版とはあっても大元の本が出されたのが2002年で、やはりデータが少し古いのが難点ですが、ジェンダーの権威である伊藤公雄先生が書かれたもので、実際に大学で教科書として使用されている本です。

また、ジェンダーについて理解を深めるための漫画がいくつか掲載されています。90年代チックの絵柄でなんともいえないのですが、初学者に向けてとても分かりやすく作られていると思います。

 

はじめてのジェンダー論

加藤秀一先生が書かれた、ごく最近の本です(2017年初版)。

こちらも大学で使用されることを目的として作ってあるため、口語調で大変読みやすくなっています。

ワークライフ・バランスや、近年語られ始めた男性学に関する問題など、従来より包括的なジェンダー・セクシュアリティの内容をまとめてあります。

このテの話題に興味のある方は、ぜひ上記の『女性学・男性学』と併せて読んでみてください。

 

自殺論

社会学の創始者ともいえるデュルケームの著書です。

とくにこの『自殺論』は、それまで個人の問題と考えられていた「自殺」を社会的背景と結び付けて考察し、「自殺」は社会問題であると指摘したことに大きな社会学的意義がありました。

ただ、少し内容が堅めで意外とボリュームもあるので、活字に抵抗のある人はレベルが上がってから読むことをお勧めします。

 

社会学入門 社会とのかかわり方

家族社会学・計量社会学と言えばこの人、と言われるような、筒井淳也先生らの本です。

一番最初に紹介した『越境する家族社会学』よりも易しく書かれているため、「社会学とは何ぞや?」という人はこの本から読むことをお勧めします。

2017年初版でデータがほぼ最新なのも魅力的です。

 


 

 

いかがでしたでしょうか。

気になった本を読んで、その本の参考文献リストからまた気になる本を探し出して読む「芋づる方式」の読書は学習にとても有効です。

是非自分の興味・関心を見つけ、深めていってください。

最後にこちらのブログ記事をオススメしておきます。

『社会学の名著30』という本を基に書かれた、社会学の古典・名著のあらすじを紹介している記事です。

 

blog.skky.jp

 

とても勉強になるので、社会学系編入受験生は一度目を通しておくことを強く推奨します。